多汗症 手術
多汗症で手術をするのは、最終手段です。
日本皮膚科学会の原発性局所多汗症診療ガイドライン2015年改訂版によると、患者さんが手術のデメリットをよく理解して、それでも施術を強く望む場合に限定して行うものとしています。
手術自体は短時間でできるし、難しいものではく、交感神経を遮断して脳から発せられる発汗司令が、患部の汗腺に伝わらないようにします。
これで患部の発汗は完全にとまります。
悩みの深い人にとっては、望む状態になるのかもしれません。
ただし、代償性発汗が必ず起こります。これがデメリットです。
代償性発汗というのは、患部以外のどこかがら汗をかくようになるというものです。
たとえば手術で顔汗を止めたら、背中に大量の汗をかくようになったりするそうです。
代償性発汗の場所がどこになるかは、事前にわかりません。
手術を受けられるのは、それでもいいという人だけです。