多汗症

多汗症の対策とか治療方法とか

多汗症 頭 対策

多汗症 頭 対策

局所多汗症の中でも

頭は対策のムズカシイ場所です。

髪の毛がありますからね。

 

通常、頭部顔面多汗症

塩化アルミニウム溶液の外用と

プロ・バンサインの内服という

処方箋になると思います。

 

頭に塩化アルミニウムを塗るのは

なかなか大変なので

毎日根気よく続けるのは負担になります。

 

そういうわけで、

頭の多汗症には漢方療法がいいと思います。

 

漢方は見立てが肝になるので

経験のある先生に診てもらいましょう。

多汗症 原因 顔

多汗症 原因 顔

他の病気が原因でかかる多汗症を続発性多汗症といいます。

続発性でないものは原発多汗症

ほとんどの原発多汗症は原因不明です。

 

顔面多汗症の場合も同じ。

原発性の顔面多汗症は、これといった明確な原因はわかりません。

 

通常の治療の手順は、西洋医学をベースにして組み立てられています。原因が不明確な症状への対応は、西洋医学は得意ではありません。

原因不明の不調を改善するのが得意なのは、漢方療法です。

漢方療法は西洋医学と対立する治療法ではありません。

多汗症で病院にかかるときは、漢方療法にも対応できるところを選ぶと、治療法の選択肢が広がるのでいいと思います。

 

ただ、運動する習慣がなくて身体があまり汗をかかない人などは、暑いときなど汗をかかないといけないときに、汗腺が集中している顔から汗が多く出るようになります。

これが理由なら、日頃から運動をして汗をかく習慣ができれば、顔の汗は治まります。

多汗症 薬 副作用

多汗症 薬 副作用

多汗症で使われる薬は主に

  • 塩化アルミニウム溶液(外用薬)
  • プロ・バンサイン(内服薬)

の2つです。

 

外用薬の塩化アルミニウム溶液の副作用については

副作用としては刺激性皮膚炎があるものの、外用の休止や保湿薬、ステロイド外用といったことで継続した加療が可能である。

出展:原発性局所多汗症診療ガイドライン 2015年改訂版(日本皮膚科学会

とされています。

 

PMDA 医薬品医療機器総合機構のウェブサイトで掲載されている、プロ・バンサインの添付文章には以下のように副作用の記載があります。

副作用等発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度について文献、自発報告等を参考に集計した。

その他の副作用
1. 眼(5%以上)
眼の調節障害等
2. 精神神経系(0.1~5%未満)
頭痛・頭重、眩暈、眠気、不眠等
3. 消化器(5%以上)
口渇、便秘
4. 消化器(0.1~5%未満)
腹部膨満・不快感、胸やけ等
5. 呼吸器・循環器(0.1~5%未満)
胸内苦悶等
6. 呼吸器・循環器(頻度不明)
心悸亢進
7. 過敏症注)(0.1%未満)
発疹等
8. 泌尿器(5%以上)
排尿障害
9. その他(0.1~5%未満)
けん怠感、顔面潮紅、ほてり、嗄声
注:投与を中止すること。

高齢者への投与
高齢者では、抗コリン作用による眼の調節障害、口渇、便秘、排尿障害等があらわれやすいので、慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊娠中の投与に関する安全性は確立していない(使用経験がない)。

小児等への投与
未熟児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

プロ・バンサインは、神経伝達物質アセチルコリンの働きを止める抗コリン作用で、脳からの発汗司令が汗腺に伝わることを妨げて、一時的に発汗を止めます。

全身に作用するので、プロ・バンサインが効いているときは「汗をかけなく」なります。とくに熱中症リスクのあるような、暑くて湿度の高い日は要注意です。